探す

名古屋港水族館のベルーガ「ナナ」が妊娠!シャチ・イルカたちの出産&子育て事情

2026年05月28日
目次
1 人間よりも長い?じっくり時間をかける妊娠期間
2 なぜ?赤ちゃんは「尾びれ」から産まれる
3 海の中ならではの「おもしろ子育て事情」
4 三者三様!それぞれのユニークな特徴
5 📌 チェック:名古屋港水族館はいま、出産ラッシュ!
6 まとめ

名古屋港水族館のベルーガ(シロイルカ)の「ナナ」。

以前から妊娠が発表されていましたが、いよいよこの夏に出産予定を迎えます。

もし無事に出産が成功すれば、水族館生まれのベルーガから赤ちゃんが誕生する「国内初の快挙」になります。

元気に産まれてきてほしいですね!

今回はそんなベルーガをはじめ、海の仲間であるイルカやシャチたちの「出産&子育て事情」をあわせてご紹介します。

人間よりも長い?じっくり時間をかける妊娠期間

海の仲間たちの妊娠期間は、実は人間(約10ヶ月)よりも長いものがほとんどです。

バンドウイルカ:約12ヶ月(1年)

ベルーガ:約14〜16ヶ月

シャチ:約17〜18ヶ月(約1年半!)

ベルーガのナナも、1年以上という長い時間をかけてお腹の中で赤ちゃんを大切に育ててきました。

冷たい海で生き抜くために、お腹の中でしっかりと成長させてから産む必要があるため、これだけ長い期間がかかると言われています。

 

なぜ?赤ちゃんは「尾びれ」から産まれる

陸上の哺乳類は頭から産まれることが多いですが、イルカやクジラの仲間は「尾びれ」から産まれてくるのが基本です。

もし頭から産まれてしまうと、出産が終わる前に海の中で溺れてしまうリスクがあるため、生き残るための知恵として尾びれから出てきます。

産まれた直後、お母さんは赤ちゃんを優しく水面へと押し上げ、初めての呼吸(息継ぎ)をさせます。

海の中ならではの「おもしろ子育て事情」

手足のない水中の世界で、お母さんたちは工夫を凝らして子育てをしています。

海の仲間たちの母乳のヒミツ

海の中という環境に合わせ、クジラやイルカの母乳は陸上の哺乳類に比べて一般的に脂肪分が非常に高いと言われています。

水に溶けてしまわないような性質になっており、赤ちゃんが海水中でも効率よく栄養を補給できるようになっています。

楽に泳げる魔法のポジション

まだ泳ぎが下手な赤ちゃんは、お母さんの体のすぐ横にピタッと寄り添って泳ぎます。

ここはお母さんが泳ぐことで発生する水流に引っ張られるため、赤ちゃんは自分であまり力を入れなくても楽に付いていくことができるのです。

 

三者三様!それぞれのユニークな特徴

今回ピックアップした3種には、それぞれおもしろいコミュニティや成長の特徴があります。

バンドウイルカ:頼れるベビーシッターがいる

母親以外の若いメスイルカが、育児を手伝ったり赤ちゃんをガードしたりする社会性を持っています。

ベルーガ:グレーから白への長い道のり

生まれたての赤ちゃんは濃いグレー(灰色)をしています。

成長するにつれて少しずつ色が薄くなっていきますが、完全に真っ白な大人の体になるには12歳前後までかかるのだとか!

ゆっくりと時間をかけて大人になっていきます。

シャチ:一生を共にする究極の家族愛

海の最強ハンターであるシャチは、実はおばあちゃん、お母さん、子どもたちが一生を共に暮らす強い絆の「母系社会」で、子育ての技術を代々受け継いでいます。

📌 チェック:名古屋港水族館はいま、出産ラッシュ!

ここまでご紹介した出産や子育ての様子を、間近で見られるチャンスが近づいています。

実は、名古屋港水族館で妊娠しているのはベルーガのナナだけではありません。

バンドウイルカの「アン」も人工授精に成功しており、ちょうど5月〜6月頃に出産予定を迎えています。

また、7月〜8月に出産を控えるベルーガのナナは、5月8日から静かな出産環境を整えるための準備に入っています。

それに伴い、北館2階の観覧スペースが一部制限されていたり、一部のイベントが一時休止となったりしています。

水族館へ足を運ぶ際は、案内をチェックしつつ、温かく静かに見守りたいですね。

 

まとめ

海の中での出産や子育ては、陸上とは違う不思議な工夫がたくさん詰まっています。

この春夏、名古屋港水族館のアンやナナが無事に出産を終え、可愛い赤ちゃんたちがお母さんと仲良く泳ぐ姿が見られる日を、みんなで温かく待ちたいですね!