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【海の雑学】似ている動物の見分け方3選と会いに行ける水族館

2026年05月21日
目次
1 【イルカvsクジラ】境界線は「大きさ」だけ!?
2 【アシカvsアザラシ】「耳」と「歩き方」に注目!
3 【ジュゴンvsマナティ】人魚たちの秘密は「尾ビレ」
4 まとめ:違いがわかると、水族館はもっと楽しい!

水族館で大人気の生き物たち。

「可愛い!」と楽しむ一方で、ふと「……そういえばクジラと何が違うんだっけ?」「アシカとアザラシってどっちがどっち?」と疑問に思ったことはありませんか?

一見そっくりに見える海の生き物たちですが、実は「ある1点」に注目するだけで、誰でも一瞬で見分けられるようになります。

今回は、知っておくと水族館が10倍楽しくなる「決定的な見分け方3選」と、その違いを実際に目で見て体感できる国内の厳選水族館をご紹介します!

【イルカvsクジラ】境界線は「大きさ」だけ!?

水族館のショーで大活躍するイルカと、大海原を悠々と泳ぐ巨大なクジラ。

見た目がそっくりな両者ですが、実は生物学的な分類では、どちらも同じ「クジラ目(鯨類)」に属する完全に同じ仲間です。

 

ココで見分ける!

【クジラ】:体長が4メートル「以上」のもの

【イルカ】:体長が4メートル「未満」のもの

💡ここが面白い!プチ雑学

実は「4メートル」という区切りは、人間が区別しやすいように決めた目安に過ぎません。

そのため、水族館のスーパーアイドルである「シャチ」は体長が6〜8メートルもありますが、分類上は「マイルカ科」だったりします。

逆に、4メートル未満なのに「ゴンドウクジラ」とクジラの名がついた種類もいて、境界線は意外とゆるやかです。

その違いを体感できる水族館:名古屋港水族館(愛知県)

日本最大のプールを誇る北館では、同じ空間で「バンドウイルカ」と「シャチ」が飼育されています。

ダイナミックにジャンプするイルカたちと、その何倍もの巨体を持つシャチのスケール感を同じ施設内で見比べられる、国内最高峰のスポットです。

 

【アシカvsアザラシ】「耳」と「歩き方」に注目!

どちらもコロンとした体型で、陸上でも水中でも暮らす「鰭脚類(ひれあしるい)」の2大巨頭。

よく混同されがちですが、実は「見た目」も「体の構造」も全く違います。

ココで見分ける!

【アシカ】:小さな「耳たぶ(耳介)」がある。
前ヒレで体を起こし、陸上を「四足歩行」で上手に歩ける。

 

【アザラシ】:耳たぶがない(穴だけ)。
前ヒレが短く、陸上では「芋虫のようにゴロゴロ」這って進む。

 

オットセイやセイウチは何が違うの?

【オットセイ・トド】: アシカの仲間(耳があり、陸を歩ける)。
オットセイはアシカより毛がフサフサで、トドはとにかく巨大(オスは1トン近く)です。

 

【セイウチ】: 長いキバとヒゲが特徴。
耳たぶはありませんが、アシカのように陸上を歩くことができる、両方のハイブリッドのような特徴を持っています。

 

その違いを体感できる水族館:鳥羽水族館(三重県)

「水の回廊」エリアなど、鰭脚類の飼育数が日本一を誇る水族館です。

アシカが前肢で上手にバランスをとるパフォーマンスを見た後に、アザラシが芋虫のように陸上を移動する姿を観察すれば、その構造の違いが一発で理解できます。

  • 鳥羽水族館
     
    住所:三重県鳥羽市鳥羽3-3-6
    開館時間:9:30-17:00
    休館日:年中無休
    入館料:【大人】2,800円【小中学生】1,600円【幼児(3歳以上)】800円
    Instagram:@toba_aquarium.official
    公式ホームページへ

【ジュゴンvsマナティ】人魚たちの秘密は「尾ビレ」

「人魚のモデル」として知られる海牛類(かいぎゅうるい)の仲間。

どちらも温厚で、水中に暮らす草食性の癒やし系キャラですが、決定的な違いは「後ろ姿(尾ビレ)」と「お口」にあります。

ココで見分ける!

【ジュゴン】:尾ビレが「三日月型(イルカ型)」。

口が下を向いていて、野生では海の底に生える草(海草)を食べます。

 

【マナティ】:尾ビレが「丸いうちわ型」。

口が前を向いていて、水面に浮いた草やレタスなどの野菜も食べます。

 

💡ここが面白い!プチ雑学

ジュゴンは非常にデリケートで人工の餌を食べにくいため、飼育が極めて難しい生き物です。

そのため、基本的には野生の海草しか食べないと言われていますが、鳥羽水族館のセレナは、大好きな「ロメインレタス(お野菜)」もムシャムシャ食べています!

一方のマナティは、もともと川や湖などの淡水にも適応でき、レタスだけでなく、にんじん、白菜、かぼちゃなど、色々なお野菜を幅広くたくさん食べられるのが特徴です。

ジュゴンに比べると環境への適応力が高いため、多くの水族館で出会うことができます。

🌊さらにディープな海の雑学

実は日本の沖縄は、世界で最も北にある「野生のジュゴンが暮らす海」でもあります。

生息数はごくわずかで絶滅が心配されていますが、今も沖縄の美しい海で、野生のジュゴンたちがひっそりと海草を食べて暮らしているんですよ。

その違いを体感できる水族館:鳥羽水族館(三重県)

実は、ジュゴンとマナティを同じ施設内で同時に見られるのは、世界中で鳥羽水族館だけです。

現在、日本国内で唯一飼育されているジュゴンの「セレナ」と、アフリカマナティの「みらい」をハシゴして観察できる、生き物ファンにとってはまさに「聖地」と呼べる場所です。

(※マナティだけであれば、沖縄美ら海水族館などでも見ることができます。)

  • 鳥羽水族館
     
    住所:三重県鳥羽市鳥羽3-3-6
    開館時間:9:30-17:00
    休館日:年中無休
    入館料:【大人】2,800円【小中学生】1,600円【幼児(3歳以上)】800円
    Instagram:@toba_aquarium.official
    公式ホームページへ

まとめ:違いがわかると、水族館はもっと楽しい!

一見すると同じように見える生き物たちも、進化の過程や生き残り戦略によって、それぞれ異なる特徴を持っています。

「大きさ」を意識してイルカとシャチを見比べたり、陸上での「歩き方」でアシカとアザラシを区別したり、そして「尾ビレの形」に注目してジュゴンとマナティの違いを観察したり……。

次に水族館へ行くときは、ぜひ彼らの体の特徴に注目してみてください。

今までとは違った新しい発見があって、水族館が何倍も楽しくなるはずです!