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みんな知ってる?かわいい&不思議!動物園・水族館のレア生物たち

2025年10月08日

いつも行く水族館や動物園。

実は「え、こんな生き物が!?」と驚くような、かわいくて不思議なレア生物たちが展示されているのを知っていますか?

今回は、全国の動物園・水族館で出会える、知られざるレアな生物たちをご紹介します。

おたる水族館 ネズミイルカ

 

「ネズミイルカ」は、北海道の沿岸に生息している体長1.6m程の小型の鯨類で、未だ詳しい生態や習性がわからない種の一つです。

以前は千葉県にある鴨川シーワールドでも飼育をしていましたが、現在はおたる水族館でしか飼育をしていません。

学術目的以外には、生体での保持が禁止されています。

おたる水族館では1984年より飼育を継続しており、大学と共同でその生態や習性等の研究をしています。

  • おたる水族館
     
    住所:北海道小樽市祝津3丁目303
    開館時間:【3月15日(土)-10月15日(水)】9:00-17:00【10月16日(木)-11月24日(日)】9:00-16:00
    休館日:【2025年】11月25日(月)-12月12日(金)【2026年】2月24日(火)-
    入館料:【大人】1,800円【小中学生】700円【幼児(3-5歳)】350円
    Instagram:@otaru_aquarium
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アクアマリンふくしま バショウカジキ

 

「バショウカジキ」は、水族館での飼育が非常に難しいため、アクアマリンふくしまでしか見ることはできません。

アクアマリンふくしまでは、外洋に生息するバショウカジキの展示に挑戦しており、バショウカジキとコバンザメの共生関係などを世界で初めて記録・論文化するなど、水族館ならではの生態研究にも取り組んでいます。

現在展示されている個体は、今年の9月13日(土)に新潟県佐渡島沖の漁で混獲された市場に出ない小さな個体です。

バショウカジキは全長約3mまで成長し、高速で泳ぎ回り、時折芭蕉の葉のような大きな背びれを水面から出して泳ぐことが特徴です。

日本近海では、東北地方以南に6種類(バショウカジキ、フウライカジキ、マカジキ、クロカジキ、シロカジキ、メカジキ)が生息しています。

  • アクアマリンふくしま
     
    住所:福島県いわき市小名浜字辰巳町50
    開館時間:【3月21日-11月30日】9:00-17:30【12月1日-3月20日】9:00-17:00
    休館日:年中無休
    入館料:【大人】1,850円【小中学生】900円【未就学児】無料
    Instagram:@aquamarinestaff
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上野動物園 アイアイ

 

「アイアイ」は、マダガスカルだけに生息する原始的なサルの仲間で、日本で飼育をしているのは上野動物園のみです。

上野動物園では、絶滅が危惧されるアイアイの繁殖に成功しており、マダガスカルの野生動物保護活動にも協力しています。

童話でおなじみのアイアイですが、童謡のイメージとは異なり、見た目はキツネっぽい鋭角な顎とコウモリのような耳を持ち、全身が黒っぽい体毛に覆われています。

サルの仲間では珍しく夜行性です。

独特な見た目をしているため、マダガスカルでは以前より「悪魔」として恐れられ、保護活動が始まるまでは駆除されてしまうことも多かったそうです。

  • 上野動物園
     
    住所:東京都台東区上野公園9-83
    開園時間:9:30-17:00
    休園日:毎週月曜日(月曜日が国民の祝日や振替休日、都民の日の場合はその翌日が休園日)、12月29日-1月1日
    入園料:【一般】600円【中学生】200円【小学6年生まで】無料
    Instagram:@ueno_zoo_official
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多摩動物公園 タスマニアデビル

 

「タスマニアデビル」は、絶滅危惧種に指定されており、日本で飼育をしているのは多摩動物公園のみです。

野生のタスマニアデビルは、タスマニアデビル顔面腫瘍病の伝播などにより激減しました。

タスマニア州政府は2003年から、飼育下繁殖や発症地域以外への個体導入などの保全活動に取り組んでおり、多摩動物公園はこのプログラムへの参加が認められ、2016年からタスマニアデビルを飼育しています。

2023年10月から展示が一時途絶えていましたが、2024年の2月に2頭のタスマニアデビルが来園しました。

タスマニアデビルは、世界最大の肉食有袋類で、大きく変化に富んだ独特な鳴き声からデビルと名付けられ、体長30cmほどと小さいものの鋭い牙や爪を持つのが特徴です。

  • 多摩動物公園
     
    住所:東京都日野市程久保7-1-1
    開園時間:9:30-16:00
    休園日:水曜日、年末年始(12月29日-翌年1月1日)
    入園料:【一般】600円【中学生】200円
    Instagram:@tokyo_zoogram
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名古屋港水族館 ナンキョクオキアミ

 

「ナンキョクオキアミ」は、世界中でも名古屋港水族館でしか飼育をしていません。

南極大陸のまわりを囲む、南極海の全域に生息し、体長5-6cm、体重1-2gです。

名古屋港水族館では、1992年から飼育し始め、2000年に世界で初めて繁殖に成功。

生きている状態では名古屋港水族館でしか見られない、とても珍しい生き物です。

シャチを南極の食物連鎖の頂点とするならば、一番下で支えているのがナンキョクオキアミです。

ペンギンやクジラなどの生き物の餌となっていて、すべてのナンキョクオキアミを合わせると数億トンくらいの生物量があると言われており、地球上の生き物の中でも総重量が最も重い生き物の一つと考えられていています。

鳥羽水族館 ジュゴン

 

「ジュゴン」は、人魚伝説のモデルとも言われ、世界でも飼育している水族館は少なく、日本で飼育しているのは鳥羽水族館1頭のみです。

メスのジュゴンで「セレナ」という愛称がついています。

セレナは、2025年4月に飼育歴38周年を迎え、世界でも有数の長寿ジュゴンとして知られています。

また、鳥羽水族館は飼育種類数日本一で、ジュゴン以外にもラッコやイロワケイルカなどの珍しい生き物に会うことができます。

ラッコは日本で唯一、イロワケイルカは鳥羽水族館と仙台うみの杜水族館の2館でしか飼育されていません。

 
 
  • 鳥羽水族館
     
    住所:三重県鳥羽市鳥羽3丁目3-6
    開館時間:9:30-17:00

    休館日:年中無休
    入館料:【大人】2,800円【小中学生】1,600円【幼児(3歳以上)】800円
    Instagram:@toba_aquarium.official
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まとめ

いかがでしたか? かわいくて不思議な姿を実際に見てみたくなったのではないでしょうか。

ぜひ、お出かけしやすいこの季節に、家族で会いに行ってみてくださいね。